ZAO_CHEESE_FACTORY
ナチュラルチーズ製造技術マニュアル
財団法人 蔵王酪農センター
チェダーチーズの作り方
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チェダーチーズ製造工程の流れ
共通工程-1 詳細
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共通工程-2 詳細
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共通工程-3
13. 加温(クッキング) ・・・ その他のチーズ
解説

若干酸度が上昇したところで徐々にチーズバット内の温度を上げます。加温速度の適確さが重要で、温度34℃までは7分間に1℃、その後38℃までは4分間に1℃の割合で温度を上げ、40〜45分間かけて加温します。

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14. ホエイ排除 ・・・ その他のチーズ
解説

ホエイの酸度がカッティング後の測定値より0.025%程度高くなった時、撹拌を止めて正確に2分の1量のホエイを排除します。
次に、再び撹拌して酸度がさらに0.02高くなったら、 残りのホエイを全て排除します。 この段階で酸度が高すぎると酸臭や褪色、脆い組織を生じやすく、低すぎれば果実臭や発酵臭、ゴム状の組織を生じやすくなります。

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15. チェダリング ・・・ その他のチーズ
解説

チェダリングはチェダーチーズ特有の工程で、これによって繊維 状に組織化されたチーズとなります。まずカードをバットの両側に集めてバット中央をホエイ排出溝とし、カードが融着してきたら4分割して、 塊を約10分毎に反転しながら積み重ねる作業を繰り返します。
チェダリングは、カードpH5.4以下、ホエイ酸度0.5〜0.6%となるまで、作業中に温度が下がらないようにして2〜3時間かけて行います。 終了後、伸し餅のような形になったカードの塊を1cm角に切ります。

(1)
バットの中でカードを両側に集める 次の工程へ

ホエイ排除後、カードを両側に集める

 
(2)

カードが融着してきたら、それぞれを4分割する

次の工程へ
(3)
バットの中で反転 次の工程へ

各々を反転する

 
(4)
再び反転する 次の工程へ
(5)
バットの中で積み重ねる 次の工程へ

反転して積み重ねる

 
(6)

上下を入れ替えて反転

次の工程へ
(7)
バットの中で4段重ねにする 次工程へ

上下を反転して4段重ねにする

 
(8)

上下を入れ替えて反転、ジャケットに触れていない側をジャケット側に向ける

次工程へ
(9)
4段に重ね圧搾 次工程へ

反転して濡れた布を固く絞ってかぶせ、板と重りをのせる

 
(10)
上下を入れ替えて、4段に重ね圧搾 次の工程へ

上下を入れ替えて反転し、同じく布をかけて板と重りをのせる

 
(11)

(10)を繰り返す

次の工程へ
(12)
折り畳んで、4段に重ね圧搾 次の工程へ

折り畳んで布をかけ重りをのせる

 
(13)

上下を入れ替えて反転し、同じく布をかけて重りをのせる

次の工程へ
(14)

(13)を繰り返す

次の工程へ
(15)

再び折り畳んで同様に重りをのせる

次の工程へ
(16)

入れ替えて上下を返し、重りをのせる

次の工程へ
(17)

(16)を繰り返す

次の工程へ
(18)
4段に重ねて更に圧搾 次の工程へ

さらに圧搾されない部分がないように折り畳み、重りをのせる

(19)
計量する 次の工程へ

計 量

 
(20)
切断する

1cm角程度に切断する

 
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17. (工程順移動)加塩 ・・・ その他のチーズ
解説

切断したカードをチーズバットの底に広げて、ふるいで食塩を均一に散布し、次いでステンレスのスコップで撹拌した後、溝をつけてホエイを排出します。加える食塩の量は、最終的なチーズの推定収量の2.5〜3.0%としますが、ホエイとともに流出するため、カードが吸収するのは添加量の50〜60%程度で、撹拌時間や食塩の添加量、カードの温度、水分などにより異なります。

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16. (工程順移動)型詰め(モールディング) ・・・ その他のチーズ
解説

加塩後約20分間静置したカードを型に詰めます。
型詰め後、表面積1cm2当たり0.3kgの圧力で1時間、次いで1cm2当たり0.5kgの圧力で圧搾します。

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個別工程 詳細
完成
チェダーチーズ画像
チェダーチーズ

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